キミノカケラワタシノカケラ

少しずつ。前に進まなければならないのか?

誕生日おめでとう。

まただ。

いつも感じる既視感。

 

 

あなたはまたさらりと私の先を行く。

 

 

また先へ。

ずっと先へ。

 

 

私がみるのは何故かあなたの後ろ姿な気がする。

 

 

 

こんな日に思い知らされるのだ。

 

あなたの誕生日。

 

 

歳が一つ離れるだけでまた距離を取られる。

超えられない物理的な壁よりも。

私の中で。だ。

 

 

勝ちようがない。

当たり前だけど。

 

 

そんな気分だ。

 

 

 

TOPHATでとうとう陥落した感が強い。

 

本当に見て良かった。

心からそう思う。

 

 

私がいつも抱えていた矛盾。

何故かまあくんだけに起こる負けたくない感。

何故だ。何故なんだか。

 

 

いや本当は知っているくせに。と。

頭の中で私の声。

 

 

 

わかる。わかってる。

 

 

 

 

全ては博だ。

 

 

 

 

前も書いたけど。

 

 

私はまあくんにわかりやすく嫉妬する。

私が冷静でいられないのだ。

唯一無二の私の憧れの人の側に。

 

いつも当たり前にいる人。

 

 

いつも身体が側にいるわけじゃないけれど。

 

 

きっと博の、大切な場所に当たり前に

入っている人。

 

 

 

だから私は彼に惹かれて彼に恍惚としても。

 

いつも後で少しだけ。

 

 

 

やられた…という敗北感。

 

何がだよとは思う。

何だ、それと。

 

 

物理的にも心理的にも。

博の歯牙にも視線にも存在にも。

引っかからない私が思うにも驕りがある。

と思う。

 

けど。

 

 

やられた…と思ってしまうこの勝手さ。

 

 

 

何だよと思い。

 

TOPHATを見た時。

 

 

衝撃を受けた。

まあくんがかっこいい事は。

わかっていたのにわかっていなかった。

 

 

驚くほどにときめいた。

驚くほどに素直に恋をした。

 

ああ、これか。

これなのかと。

 

 

博の隣をさも当たり前の様に歩く。

並んで。

 

 

そのあなたに嫉妬しながら。

 

 

 

 

あなたに惹かれる私を認めざるを得なかったあの日。

 

 

ぐうの音も出なかった。

 

 

 

だって恋をした。

 

 

 

素直に許してみたのだ。

あなたを眺めて、あなたに恋することを。

 

そうすると悔しいほどに好きだと自覚をした。

 

 

 

そう。

 

 

当たり前に息をする様に。

 

 

 

あなたを羨ましいと思いつつ。

素敵だと、かっこいいと思い。

あなたの歌声を思いうかべて。

頬が緩む。

 

 

一度許せばあなたの素敵さはダイレクトに

伝わって。

素直に見惚れてしまう。

声に聴き惚れて。

笑顔に幸せになって。

動きを見ながら目で追って。

 

 

かっこいいなあ…と素直に言葉が溢れる。

 

 

 

あの、ジェリーを見た後から。

 

いや、ほんとはその前のツアーの時。

ロッコの上から手を振るあなたを見て。

本当の本当は恋に落ちていたのだ。

 

 

 

手をとりあえば無重力

 

 

 

そんな言葉をなぞりながら。

 

 

 

 

好きだと思う。

素敵だと思う。

憧れてしまう。

悔しいほどに。

 

 

 

 

あなたの言葉は優しい。

あなたの文字はいつも素直で。

甘い言葉が似合う。

質問に真摯に答えながら。

 

 

甘い言葉たち。

 

何故ならあなたの声で語られるような。

 

そんな甘い言葉たちだから。

 

 

 

時々気をぬくと撃ち抜かれる。

惚れない方がおかしいと思う。

大人で優しくて甘くて。

 

あなたは素敵な人だ。

 

 

 

だからやっぱり。

 

 

 

いつまでも嫉妬していたい。

博の隣に当たり前にあなたがいることを。

ザワザワとしながら。

 

 

あなたに魂を奪われたい。

 

 

 

 

 

私の大好きな人の隣に。

当たり前にいて欲しい。

全部わかっているフリをして。

 

 

私にくそぅ!って思わせて欲しい。

 

 

 

 

そして同じくらい。

 

 

 

あなたに恋をしていると思い知らせて欲しいのだ。

 

 

 

 

 

 

憎らしくも愛おしい人よ。

 

 

 

 

 

あなたが幸せでありますように。

 

 

 

 

お誕生日おめでとう。

まあくん