手の中の宇宙のような人。

言葉を尽くすのは好きだ。

大事なことだと思っている。

なんせ言葉には力が宿る。

と、信じている。

言霊とは私の縁でもある。

好きな人だ。

ただ毎日に追われ、あなたの顔を眺めるのは

もっぱらスマホの中の笑顔と。

毎日書き入れる手帳を書く机の前の写真。

動くあなたを見ることは毎日は無理だ。

ひと月前に。

あなたに会いに行った。

八月には小倉に。

九月には大阪に。

八月は娘と見たからかなり我慢しながら。

九月は一人で見たから。

あなただけを遠慮なく目で追った。

俯いた時の顎のラインを。

堪能した。

むき出しの片腕の細いけど引き締まった肌に。

なんとなく手のひらに汗。

あなたは私を刺激する人だ。

白い肌。

柔らかな高い声。

芝居なのになんとなく本質を覗いたような。

あなたの横顔。

そう、横顔が美しかった。

美しかったんだ。

三人を見る中でもあなたを目で追ってしまうから。

あなたが出ていない時だけ。

芝居に集中した気がする。

あとはただ。

あなたを見ていた。

何となく私が想像するあなたのようで。

でも、声はいつもの舞台上のあなたで。

そうあったらいいなあ…って思う様な。

ハスに構えたあなたを見れた気がした。

長くあなたを好きでいると。

毎日あなたを好きでいると。

苦しくなることもあるのよ。

でも、いつからか見せてくれる所だけ。

そこだけを好きでいる様にした時から。

私は自由にあなたをもっと好きになれた。

あなたは私の憧れの人で。

支えで。

私の私自身をそのままで変えずに。

ただ好きでいい人。

見返りも求めない。

その代わりずっと。

ずっとずっとずっと。

ただ好きでいていい人。

私が変わっても。

あなたが変わらないから。

あなたはずっと見せてくれるあなたのまま。

変わらないから。

変わってくれないからずっとそのまま

あなたが好きだ。

笑顔も。

笑い声も。

横顔も。

背中も。

抱きつきたい背中も。

あなたと同じ空間にいられたあの日。

私の最高の贅沢の時間を

あなたはいつもくれる。

あなたに会いに行くまでのワクワクも。

チケットを眺めて笑う時間も。

辛くても大変でも頑張れる力をあなたがくれる。

家族以外で。

ずっと好きな人。

大事なものは手放さない。

ずっと大事に手元にある。

あなたは、私の。

手の中にある様でずっと遠くにある宇宙みたいな人。

それ以上を望まなければ

手の中で眺めておける。

ふと目を上げると。

先を見ると。

清んだ硝子に隔てられて。

見えるのに見えない様な。

それがあなただ。

そんなあなたがずっと好きだ。

自由に好きでいることを許せば。

あなたも私の好きなあなたでい続ける。

変わらない様で変わっていく。

謎が解ける様で謎が深まる様な。

あなたはまるで宇宙のようだ。

だから惹かれる。

だから。

好きだ。

こうやって言葉にしながらも。

混乱する。

好きを言葉にできるうちはきっと。

こうやって言葉にすべきだ。

吐き出すようにあなたの好きを叫べば。

あなたの動いている姿を見たくなるから

避けていたのに。

今日は許してあげようか自分に。

ライブを22分見た←限界時間（笑）

私の暇な時間を削り出した全ての時間を

あなたに当ててみた。

ひたすらに眺めながら。

ああ、好きだと思う。

透明で。

遠くて。

光り輝く。

あなたはまるで宇宙のようだ。

そんなあなたがとても好きだ。

変わらずに今年一年、あなたの新しい歳に変わる一年。

好きでいました。

今からもずっときっと好きです。

言葉を尽くすのは好きだ。

ただ重くなるのは許して。

あなたはあなたのままで。

ずっとあなたでいて下さい。

博さん。

お誕生日おめでとうございます。