段級審査を経て記録も込めて。合格したよ!
本日、というか。
書き始めてまた時間が経ってしまいましてん。
どんだけ私?(T ^ T)
まあ。息子は初段。娘は二級。
剣道の段級審査がありました。
娘の受付は8時で息子の受付は11時。
時間差なのは級審査と段審査は違うから。
ということです。
剣道は審査を受け受かると剣道手帳というものを受け取れます。
これは剣道を続ける間段級審査を受けるたびにこちらに受けた日にちとハンコが押されまして。
ここまで受かっているよ。
という、証明書のようなものです。
小振りな手帳で、黒いカバーにシンプルに
剣道手帳
と書いてあります。わかりやすい。
間違えない(笑)
級の間は準会員。
段を取れば正会員となります。
娘は三級から受けているからハンコが二つ。
息子は晴れて正会員の場所に印が。
段審査は13歳にならねば挑戦ができません。
初段に受かればそのあと一年は段審査は受けられません。
即ち待てぃ!の時間があると。
しかも段審査は段が上がるごとに受けられる年数が開きます。
二段は初段が受かり一年経てば受けられますが二段に受かっても三段は二年待たなければなりません。
息子が来年二段に受かっても、三段に挑戦できるのは高校生になってから。
しかしながら級審査は受かって一月後には次の級が受けられる事になっています。
三級は四年生から受けられます。
娘は五年生の夏に三級から受けてきました。
年会費を毎年払うため。
級の場合はぐっと縮めて取るのも有効です。
段審査は…
もはや毎年年またぎしか受けらんないので
年会費払い続けます。
わっはっは。
結構バカになんないよ?
級の間は何千円単位ですが←審査代。
段審査は初段でも万単位。今回は16500円也。
ぜーったい受かって欲しかった!←こら。
しかしながら我が子たちはそんな事を聞くと
受けるのをやめようとか言い出すので←え。
口が裂けても言いません!
お顔には出ているかもしれませんが←ヲイ。
口から吐かねば顔に出ていてもきっと許してもらえます!この年の瀬に二万円越え。
しかも落ちたらパァ!
母ちゃんは笑顔の裏では泣きそうでしたが出すまい!
まあ、全額没シュートではなく、登録料は帰ります。
なんと言っても資格取得につき…
登録できなきゃ帰ってきます。
が、万札は飛びます!←こら。
ま、もういいです。←何やねん。
無事に受かって私の働いた何日分かのお給料も浮かばれた事でしょう!!←なら言うな。
娘は七時に出ました。
というのも夫が仕事の泊り明けでいない。
し、何ごとも無く無事に朝に帰るかはわからない←ちなみに平日はそのまま仕事。土日祝のみ朝帰れる。何それそのシステム?
ので、同じ二級を受けるお友達のお家に娘を預けてお願いしまして。
ママにはブレンディ一箱を進呈し、片道40分の山道をお願いしまして。
段級審査は県内いろんな場所でやっています。だから何回もあるんですが、何回もあるからって岡山がいくら広く無く見えても自力で行くとなると広いわけです。
行けそうな土地を探しながら行くわけです。
あと今回受けると決めた場所は、審査基準が例年厳しいらしく。
受ける2日前に聞きました!
先生そんな!と崩れ落ちそうになったのは私であって息子や娘ではありません。
あの二人はですねー。
お母さん、落ちたらごめんな←息子。
おかーさん、落ちてもいいよねー?←娘。
い、いいよ。経験だからね。←私。
はよ言うて。
先生はよ言うて。
なら三月にしても良かったのにから。
しかし息子は。
俺、13歳の時に12月に受けるって決めとったけぇ。春には有段者だけの試合に出るけ。
というのて…何それ、その前向き感…。
我が子たちはどの友達、どの先生方、どの先輩にも。
いい子!優しい!素直!真面目。
と言われますが。
私もそう思います。いや、謙遜すべきですが
非常に良い子たちです。
対外的にも良い子。
家の中ですか?
素直で良い子で手伝いもします。優しいし穏やかだし良い子ですが。
一度毒を吐くと猛毒ですし。
うっかりそのスイッチを押すと…
毒を吐き切るまでみんなが知る天使の我が子は現れません←え。
マボロシかな?とか思いますが吐き切ると天使の羽が現れます。
特に女子←真顔。
まあ、家で吐く分には構いませんが。
二人別々に聞いてもですね…
は?外で毒吐いたら嫌われるやろ?とか。
は?外で不機嫌やったら友達の中の今まで作り上げた俺が崩れるやろ?とか。←息子
は?外で毒吐いたら敵を作るやろ?とか。
は?外で全部出したら何言われるかわからんやろ?とか←娘。
男子と女子で分かれますが。
我が子たちが危機管理能力に優れていることはわかりました。
そうね、毒は家で吐けばいいわ。
お母さん聞き流すだけだから。
つうか君らの毒は毒では無いわ。
私に比べたら←闇。
ああ、で!
審査だったのですが。
9時半に家を出て息子と共に。
二級の審査に間に合うようには行きました。
受付してから長いんです。
先に三級の方々が受けるんで←真顔。
さて。
審査は木刀で行う型と実技があります。
実技は切り返しと、試合稽古。
この時声が出ていないとアウトです。
この切り返しの練習を息子が娘の練習にしつこいほど付き合い指導していました。
身体がぶれるのが気になっていたらしくそれを重点的に教えていまして。
いや、母ちゃんは君自身の型の練習を一度も見ていないんだか?
と、何回か言いたくなりましたが辞めて(笑)
連日外で竹刀やら木刀やらを振り、型の声を上げながら練習しているもんで。
もはや近所の方からうちの家の前では毎日素振りと最近は木刀取り出したで!
と、なっておりますね。
木刀は試合では使いませんので悪しからず。
ちなみに息子は准くんの木刀や刀を振る場面を見るといつも。
どんだけ早ぇんよ…怖ぇわ…やべーわ。
と言って黙ります←真顔。
散り椿は未見の息子ですが。
見たら←買うからなDVD。きっと度肝抜かれるに違いあるまい。驚け息子よ。
娘の審査は型は途中からだったのですが一目で息子は大丈夫!足も手も綺麗にできとる!
と言うので信用して。
切り返しも息子がガッツポーズしたので信用。
試合稽古も声が出ていたので大丈夫。
な感じだったのですが。
やはり番号が張り出されるまではドキドキドキドキ…(T ^ T)
しかし終わった本人はリラックスでして。
友達と鬼ごっこ始めました←外で。
親しかドキドキしていない。
つうか、親たち別の意味でもドキドキ。
いや、友達二人で受けていて。
片方受かると厳しいわけですよ。
ここまできたら、二人一緒に受かるか落ちるか
の方が一連托生な感じ←どない?
しかも仲良しだし←数少ない本物の友達らしい。
娘はあれです。
友達?あー、知り合いならたくさんいるよ。
友達は二人。
みたいなことをさらっと言う。
しかしみんなにはフランクだと思われているため非常に人によく連れて行かれたりしますが本人は常にフラット。
の、その数少ない相思相愛の友達だからして。
二人の番号が張り出された時に。
親たちもほっとしました…良かった…。
そのあとは時間を置いて息子の昇段試験。
こっからが長かった…(T ^ T)
あまりにも長すぎて泊り明けでヘロヘロな夫を招集。
娘を連れて帰るだけのために呼び出したらその間中、友達と帰りたかった!
と、ぶちぶち言われる始末。
泊り明けは六歳ほど歳を取る夫。←五十歳くらいに見える。
走り回り鬼ごっこをしている娘をとっ捕まえ、お父さん泊り明けだから辛いんだよ、と情に訴えるも娘になんで来ちゃったの!と責められ(笑)
しばらく寒空の中、娘の鬼ごっこを見守り←つまりは子供が6人くらいの子守。
体育館に戻り、夫が息子に声を掛けると息子は犬のように夫にわふわふと寄って行き。
がんばれよーと言われてはーい!と答える。
最近私聞いてねーなそんな素直な返事…涙
そして。
娘を半分引きずりながら夫は帰途に着きました(笑)お友達と帰りたい!と。
娘はぶーたれてましたが(笑)
そして息子の昇段試験の受付票記入。
11時からですからね受け付け。
ついたのは10時過ぎ。そこにはもう友達が。
違う学校の人ともにこやかに会話。
どないなん?コミュニケーション能力高いね。
で、防具を降ろした後に友達と合流。
まあ、今回同じ中学の仲良し一人と先輩二人が受けまして。
廊下でこぢんまりと四人ぎゅうぎゅうで書き始めました←先輩一人女子。
お母さん!と呼ばれ。
はいはい、と近づいて行きました所。
電話番号がわからん。
との事。
アンビリーバボー。
そうね、ボタン一つでいつもかけられるもんねぇ仕方ないよね…
じゃねーよ。←おかーさん?(笑)
何回も教えてるでしょーが。
え?番地も怪しい?アホか。君住んでる場所やないか。
とか言いながら教えながら無事記入。←字は息子の方がべらぼうにうまい。なぜなら硬筆四段。
後はもう友達と和気藹々。
だったので保護者同士でお喋り。
級審査はその級ごとに行われる為、全てその級ごとに結果がでます。
だからその程でいたのですが。
まず初段、実技稽古試合から始まり。
初段終わった…ら、次二段…ん?二段?
そう。三段までが同時に実技。
息子の実技はなんとなく大丈夫な予感←え。
よくわからないけどなんかやってたから!
さっぱりわかんないけど!←なんやと?!
面を取った息子の顔は笑ってたんで。
で、審査の方ですが…
実技の後がこれまた長い。
戦うわけですから一人二本。
かなりの人数です、かなり待ちます。
軽くお昼超えたので、子供ら食べるんかなー?とか思ってたら。
来ないわけですよ、控えの場所から全く動かない。
なぜならこの後学科だから。
というか、実技に受からないと学科受けらんないのに…。
と思ったら、二段の終わりくらいに張り出されまして。
無事に受かりましてーん。
良かった…。
やっぱりポロポロ不合格の方もいらっしゃる。
特に厳しいと言われた場所だったので思った以上に不合格の方がいました。
もっと息子に良かったねーとか言いたかったのにすぐにまた四人固まる(笑)
試験勉強始めたわけですよ。
ちまっと寄って始めてました。
遠巻きにしながら学科試験が始まるのを待つと。
等間隔にみんな並んで。
床で記入。
みんな袴と道着でクソ寒い体育館に等間隔。
側から見ていると…
異様です←辞めなさい。
学科試験は終わった順に持って行き。
なんと裏で人海戦術並みに赤ペンで採点。
そら、時間かかる(笑)
段位が上がるたびに大人も受けているので段々と体がでかくなる(笑)
そのみんなが床で記入。
ほんまカオス←辞めなさい。
学科試験の結果が出る前に、なんか食べなさい!と言っても。
会場は飲食禁止だし。
とかって食べやしない。
しかしながら我が子って私と一緒で
お腹が空くと機嫌が悪くなるので(笑)
先輩たちがトイレとかで前を通るたびに…
○○くんが、お腹すいた。
もう無理だ、俺倒れる。
ってそればっか言ってるー!
って笑いながら教えてくれますが。
食べろって言っても、飲食禁止だから!って
食わねーんすよ、我が息子…何やねんあいつ。
しかも呼んだら睨む←お腹すいてるから(笑)
そうこうしている間に。
学科試験合格!
つう事で、最後の試験の型の試験。
それも無事に終わり、やっと緊張が解けたのか
お腹すいたお腹すいたと睨んでくる。
つうか近づいてきたので。
建物の外に行って食いやがれ!
と、ランチパックあると知らせたら。
隅っこでガツガツ食べてました(笑)
先輩にも良かったなー!って笑いながら大声で言われてました。
ええ、先輩や友達は食べていません←え。
我が子の機嫌がやっと治りまして。
四時前に合格証明の手帳が返ってきました。
とさ。
長い1日過ぎた…。
息子が級審査を受けたのは六年の夏。
実はそれまでたくさん先生がたに受けろと言われても受けませんでした。
自分のわからないことや自信がない事に手を出すのを非常に嫌がる子でした。
でも。
六年の時の先生は課題を課す人でした。
いつも息子の能力より少し上の課題を。
水泳大会の時に地区の大会に出す。
と、決められ(笑)
それから彼は変わりました。
百メートルしか泳げなかったのに、2キロ泳げるようになりました。
その時から。
彼は自分で課題を課すようになりました。
型を初めてやった時は間違うし形も違う。
何よりも緊張が凄かった。
受けると決めてからは早かった。
二ヶ月続けて彼は三級、二級を取り。
二ヶ月空けて一気に一級を取りました。
その息子を見ているからか。
娘の取り掛かりは早かったです。
娘の方が器用なので、型が入るのは早く形になるのも早かったけれど。
何より気剣体一致を見られる試合稽古で声が小さいのは致命的。
気が欠けている事になるので。
だから、そこを息子は何日もかけて教えていました。
全てが一体でなければならないことを。
あと残心。
剣道はそこまで揃わないと一本が取れないのだそうです。
私が今回子供たちを見て思ったのは。
課題を掲げてそれを超えるように自分で頑張る力をつけてきているんだなあ。
って。
普通に生きていたら剣道をしない人なんてたくさんいるわけで。
でも、そこを選んで練習をし続けて段や級の取得を目指す訳で。
いる資格かと言われたら、いらないとも言えるわけです。
強くなりたいからというのもあるけど。
娘は自分を試したいと言いました。
受かるように頑張ると。
息子は意味なく俺は受かる。と言ってたんですが(笑)
それも四月から型の練習を積み重ねたからの自信ありきだったそうです。
二人で毎日竹刀を振り。
二人で型を確認し。
繰り返し繰り返し同じ動きを繰り返す。
違和感があれば自分でわかるまで。
同じことを繰り返し。
それをやった時間が財産になると思ったのです。
受かった後の笑顔やガッツポーズと。
同じくらい価値があると思う。
私がやったことは、練習の送迎と練習終わりの暖かいお茶を入れたこと。
あと、道着の洗濯。
それくらい。
受かった事よりも、頑張った時間とあの緊張とを自分の物に出来たこと。
それが一番大きい。
そして嬉しい。
段審査中に他の中学校の先生と話をしたんです。
○○くんは一時期剣道が崩れた。
それは弱くなったのではなく弱点を克服するために我流から正しく戻した時の反動だ。
良く踏ん張った。と。
右手が強かったのが治ってきましたね。
努力している成果です。と。
右手の力が強いと言われ、必死で左を鍛えて
左利きなのにどうして?と悩み続けていたことは知っているし。
一時期全く勝てなかったことも知ってる。
でも、部活の先生は選び続けてくれました。
続ける事を辞めなかっだからだと私は思っているし。
息子は笑いながら言います。
注意された事を治すためには練習しかないと。
そして彼は毎日竹刀を振り続け。
娘もそれに付き合い、習いました。
いつのまにか手の平には無数の硬いマメ。
足の裏には摺り足のタコと切れ続ける足。
現代っ子らしく、気をぬくところもたくさんある中。
剣道を我が子たちが選び、剣道を好きだと言う意味は何かあるのだと思います。
そのご褒美に、進級と段取得があるんだなあ
って思います。
賞状が来るから(笑)
良く頑張りました。
ええ、私も(笑)←寒かったし私もお昼抜きでした。
帰り道。セブンに寄って買ったおにぎりは
美味しかったです(笑)
にしても!私の給料6日分!!←計算した(笑)
良かった!←結果それかーい。