ニセモノハイラナイ
ライブを見る。
隙間時間に、全てを置いて。
大好きな人を眺めた。
ちょうどsparkの時で。
彼の姿を目で追う。
ヘッドホンをすると、意識しなくても
隔離された世界に放たれた音が。
私の脳内に響く。
ニセモノハイラナイ。
ミタイノハホントウノユー。
ここで。
いつも息の根を止められそうになる。
私が捧げる気持ちに嘘はない。
ある部分は渡せないが。
それ以外は上げてもいいからだ。
でも彼はニセモノハイラナイ。と宣う。
罪な人だ。
振り返る時の髪の動きも。
白い肌も細い手足さえも。
彼はいつも美しい。
歌詞だ。
わかっている。
でも。
いつも見せたいと思うのだ。
彼の為に。
偽物じゃないと自負する私の心を。
取り出して見せたいくらい←無理だよ。
あなたに。
足りないと泣くわけにもいかず。
キリの良いところ…
切り上げ時を見失う。
だって今見たかった。
今見なきゃ泣いちゃいそうだった。
どれだけカラカラなのかを思い知る。
舞台を見に行く日を夢に見たい。
見たいって中途半端な…
なんて思われたくない。
何せこちとら夢なんか見る間もなく寝ている。
見ているのかわからないほど爆睡なのか。
もはや行き倒れているのか…(笑)←いや笑えない。
久しぶりに見たライブは。
さらに新しいみんなを見たい気持ちに拍車をかけてしまう。
あー、見たい。
当たり前にテレビを付けたら見られる時間が
あればいいなと思う。
よっちゃんのドラマが終わってからは。
抜け殻みたいだ。
週に一度。
なんて贅沢で叶いそうで叶わない夢。
踊る博を見ながら。
この人に会いたいと思う。
この人の横顔が好き。
後ろ姿が好き。
ふわふわにセットした髪も。
華奢になってしまった身体も。
あなたに会いたい。
ニセモノハイラナイと歌うあなたへ。
いいえ、例えば偽物でも夢でもなんでも。
あなたに会いたい。
ニセモノハイラナイって言い切りたくても。
そもそもが虚像しか見せてくれないあなた。
なら、もはやなんでも一緒だ。
ただ、あなたがいい。
あなたが見たい。
貴方に焦がれる私は多分貴方から見ても本物だと思うよ。
この気持ちごと。