キミノカケラワタシノカケラ

少しずつ。前に進まなければならないのか?

どうすればいいのでしょうか。

何も動き出せない。

 

 

息の仕方を忘れてしまった。

 

 

 

 

あの日。

 

夫からのLINE。

 

 

 

おい、V6解散するぞ。

 

 

 

 

は?あり得ないよ。

そう思いながら見た、LINEニュース。

すぐにジャニーズnetに飛んで。

 

見た。

 

 

 

息の仕方を忘れてしまった。

信じられなかった。

理解出来なくて、フローリングの床に倒れこんだ。

 

 

どういう事?

何が?

 

 

その後にひっきりなしになり始めたLINE。

私のことを心配するLINE。

友達からの、鳴り止まないLINE。

 

 

 

いや待って。

どういう事?

 

 

理解出来なくて、理解したくなくて。

 

そのまま6人が話すのを見ていた。

 

 

 

 

これを書いたのは解散を知った次の日くらい。

ここまでしか書けなくて。

 

いつも何度も諦めた。

 

 

 

 

それからずっと。

私はこの時間からこの部分だけが止まってしまっている。

 

 

新曲が出て、全形態を手に入れた。

でも、開けていない。

封を開けることさえできない。

 

なんたる執着。

なんたる固執

 

 

箱だけを眺めている。

手に取りながら、重みを思う。

開けて聞きたいのに、開けられない。

MVは目にも出来ない。

 

 

 

馬鹿なんじゃないの?と思う人もいるでしょう。

いい加減、振り切れよと思う人もいるでしょう。

いつまで止まってんのよ。とイライラする人も。

 

 

 

私は。

 

彼らの誰が結婚しても幸せだ。

アイドルと言うのを憚る年齢だとてなんとも無い。

前のブログでもずっと書いていたけど。

 

 

 

私は犯罪をおかすことと解散でなければなんでも大丈夫だと公言して憚らなかった。

 

 

一番望んでなくて。

一番受け入れられない事がおきる。

 

 

剛くんの旅立ちを嫌がっている訳ではないのだ。彼の新しい旅路は応援している。

彼のことは大好きだ。

でも私の中でその事と解散があまりにも乖離しているだけだ。

 

 

剛くんの旅立ちを応援しながら。

解散をこんなにも受け入れられない自分が嫌だ。

 

 

学校へ行こう!を見ながらV6を認知した。

カミセンよりもトニセンが好きだけどV6がと言うより長野博さんが好きで。

Boonで完璧に博さんに落ちた。

 

気づいたらもう20年以上。

 

 

私の王子様は博さんだ。

 

 

 

 

V6に落ちたのは博さんが好きだったからだ。

最初はV6はキラキラしてるな。くらいで。

バラエティが楽しいなくらいで。

 

私の学生の頃はまだ新しいグループがデビューするのもだけど解散もまだ早くて。

 

 

 

博さんがこんなに長くV6をしてるなんて思ってなかったかもしれない。

 

あの解散を知らされた時よりも。

2007年や2008年の方が解散するかもって不安だったし。

 

それを乗り越えて不穏さも忘れていたから。

 

 

 

だから衝撃だった。

 

 

 

 

なくなる意味がわからなくて。

 

衝撃だった。

 

 

 

 

 

だって消えちゃう。

カミセンが消えちゃう。

 

カミセンが消えたらきっともう2度と剛くんも准くんも歌わないし踊らない。

健ちゃんはまだなんとなく望みがあるけど。

 

 

もう踊るのなんて見られない。

 

 

11月1日を過ぎたなら。

 

2度と6人並ぶのは見られない。

 

 

 

いつまでも大丈夫だと思っていた私のなんと間抜けな事か。

どんな事にも永遠なんてないのに。

 

 

頭では理解している。

避けられない事なんだと。

頭では理解している。

受け入れなくちゃいけないんだと。

 

 

 

でも、心が邪魔をするのだ。

 

何回も衝撃波のように心が抉られる。

 

 

 

新しい新曲も。

 

アルバムも。

 

コンサートも。

 

 

 

決まるたびに、繰り返し嬉しいのと同じくらい苦しい。

 

大好きな人が。

 

 

 

消えてしまう感覚。

 

 

 

痛くて痛くて痛くて。

ずっと私の心が血を流している。

瘡蓋になりかけては。

姿を見て剥がれ泣き。

新しいお知らせに喜んでは。

反動で息もできない。

 

 

 

どうやって好きになったのかが分かれば。

諦め方もわかるだろうに。

あの時の私はもう今の私には思い出せないほどに。

 

 

もう長い季節、長い年月。

当たり前に繰り返す四季と同じく当たり前に。

 

 

 

私は彼らを、彼を、ずっと好きなのだ。

 

 

 

 

昨日届いたツアーの申し込みのお知らせは。

 

見慣れた封筒。

見慣れた青。

 

大切に開けた。

切り離した部分さえ大事にしたくて。

一緒に封筒に収めた。

 

行けなかったフォエプラのチケットの袋にも。

 

 

同じく切り離した部分が大事に入っている。

 

 

 

思えば無意識に、積み重なる会報の袋にも必ず切り離した部分が入っている。

 

私はいつも。

 

 

 

彼らからの物は何一つ捨てられるものがないのだろう。

 

 

 

忙しい日々の中で。

当たり前に解散の事で泣いてばかりもいられない。

仕事や日々の雑事に追われ。

振り返ることもできずに行き倒れる日々。

 

 

それでもふと。

 

 

 

 

訳もなく焦燥感に駆られるのだ。

 

 

ああ、もうすぐ悔いなく頼る事も出来なくなるのだと。

過去の事のようになり。

思い出すだけになるのだと。

 

 

更新されるV6は無くなり。

その日でもう、6人は見られなくなる。

 

 

 

いつもそこで思考が止まるのだ。

つらくて。

悲しい。

 

 

会えなくてもいいから。

私から取り上げないで欲しかった。

一年に数回でも。

6人を見ていたかった。

 

 

でも、剛くんを応援もしたい。

まあくんも、よっちゃんも、健ちゃんも、准くんも。

 

博も。

 

 

全力で応援している。

全力で大好きだ。

 

 

 

 

だから苦しい。

いつもふとした時に涙が出てきてしまう。

私を救ってくれた人達。

私が死にそうに辛かった時に私に光を与えてくれた人達。

 

聞こえてきたラジオの中の。

CHANGE THE WORLDに救われた。

私の中の、大事な曲。

 

 

言葉にしては、ならないと思った。

 

 

どうしても受け入れられない事を。

 

 

 

 

でも。

 

 

 

 

 

苦しい。

好きで辛くて、大好きで、身を斬られるようで。

 

 

どうして私はこんなに頑ななのだろうか。

 

 

 

 

どうやって折り合いをつけたらいいのだろう。

私はいつもあきらめるのは得意なのに。

 

言葉にすれば言霊となる。

 

 

だから言えなかった。

 

 

 

 

辞めないで。

 

 

辞めないで。

 

 

辞めないで。

 

 

 

 

 

笑って解散するなんて言わないで欲しかった。

受け止められない人もいるかもなんて。

言わないで欲しかった。

期限を聞かせないで欲しかった。

数えてしまうのが嫌だ。

笑って言わないで。

笑って取り上げないで。

こんなに好きでもいなくなるってわかっていても。

 

 

私は貴方達のあの解散を語る6人の映像が。

辛くて仕方なかった。

 

 

もう納得している顔をしていた。

 

置いていかれる気がした。

 

スッキリした顔をしていた。

 

 

 

見慣れた笑顔と空気だった。

 

ただ、解散するとサラッと告げただけみたいな。

散歩に行って綺麗な花を見つけたよ。

って話しているみたいな顔をして。

 

 

私の息の根を止めにきた。

 

 

 

 

ついて行きたくても私はまだあの日のまま。

 

 

 

 

 

立ち止まっているのに。

 

 

 

 

 

進む日々。

変わる季節。

近づいてくる期限。

 

 

歌う6人を見れば幸せなのに。

同時にいつも泣いている。

 

 

どうやって、どうしたら。

どうすればいいのでしょうか。

 

 

 

 

でも。

 

 

 

 

それでも好きなのだ。

諦められない程に。

私を救ってくれた人達。

気持ちよく送り出したいのに。

 

 

 

私は意気地なしだ。

 

 

 

一言、隠して、振る舞うことさえできない。

 

 

 

 

みっともなくも受け入れられない。

そんな自分が嫌いだ。

 

 

 

 

恋ではない。

愛でもない。

憧れでもなく。

なら何故なのだろうこの好きは。

 

 

子ども達とも違う。

夫に向けたものとも違う。

好きな俳優さん達にも違う。

 

 

V6への気持ちはそれとはいつも違う。

 

 

1番に支えにしているわけでもない。

何かあれば置いて家族を優先できる。

でも。

 

 

間違いなくV6は私の中心でもある。

 

 

違う場所での中心なのだろう。

 

 

 

 

ただ本能が叫ぶに任せれば。

それは獣と同じくだ。

私は人間だから。

 

それは出来ない。

 

 

なら、この気持ちはなんなんだろう。

どうやって名前をつけたらいいのだろう。

私の生活や生きていく中での一番大切な人は家族だから彼らが一番では無いのに。

私の形違いの一番大切な場所にいる人達。

 

 

怖いのだ。

穏やかに受け入れたいのに出来ないから。

大好きな人達を。

 

 

 

カケラも恨みたくはない。

 

 

 

 

 

私のカケラは、彼らの助けでかき集めた。

今のように私が倒れる事なく強くあるのは。

夫のおかげでもあり、子ども達や母達のおかげだ。

 

でも。

 

彼らのおかげもあるのだ。

 

 

過ごした日々を、大好きだと思う日々を。

この20年以上の時間を。

 

 

大切にしたいのに。

 

 

 

 

時間は過ぎる。

 

私はまだ。

 

 

痛くて痛くて動き出せない。

 

 

 

 

大好きな人達に。

 

大好きですと、大好きですからと。

大好きでしたと。

 

 

 

伝えられる日々は限りがあるのに。

 

 

 

 

 

 

 

どうすればいいか。

私はまだ探しています。

 

 

この空は彼らに続いているのに。

この空の下と歌う彼らに。

 

 

 

好きなだけでよかったのに。

 

 

私は意気地なしだ。

 

 

 

 

でも。

 

 

 

 

 

 

それでも間違えたく無い。

私は。

私の痛みより、傷より、瘡蓋より。

 

 

なによりも大事なのだ。

 

彼らの幸せを1番に願っている。

彼らが幸せでいてくれるなら。

 

 

 

 

 

それが全てだ。

 

 

 

間違えたくない。

 

 

 

それが全て。