キミノカケラワタシノカケラ

少しずつ。前に進まなければならないのか?

国民的アイドルという事とは。

2020年の12月31日。

 

 

 

嵐が活動を休止する。

 

 

 

 

私個人としては、嵐は好きだ。

ただその好きはジャニーズだから好きという訳ではない。

好きの種類的にはV6のそれとは違うものだ。

 

国民的アイドルとして。

 

 

私は嵐が好きだ。

 

 

 

彼らもまた、私を救ってくれたのだから。

 

 

 

V6のメディア露出が減りまくった2007から2008年。

育児に追われていた私は、目につくのは嵐になっていく。

 

友達はずっとニノが好きだった。

 

 

私は…あえてなら大野くん。

 

 

と思い、ゆるゆるとお茶の間で流し見るスタイルを貫く事になる。

 

 

 

さてその頃、V6は姿を消した。

消した。

というか、ガコイコが終わりました。

ゴールデンから姿を消すのは今の時代よりもかなり堪える。

 

 

コンサートや舞台はやっていた。

わかっていはいる。

しかし育児中の私は泣きながら録画を見返す日々←闇。

観に行けるわけがない。

毎日が話せない意思疎通を図ることが困難な、目を離せば命が危うい。

そんな個体を育てている。

 

 

しかも生まれて初めて。

向こうもこの世界で頼れるのは私くらいなもんだと認識したばかり。

 

もはや腹の探り合い。

 

 

 

毎日が恐怖と責任感と生まれたての母性を子供を育てるのと一緒に育てながらの。

 

必死だったわけですよ。

 

 

今のようにネットもスマホも普及していない。

なんなら取り残されてばかりだった。

博の舞台も何度も見送った。

 

 

りんごの時のチケットは。

行けなかったチケットは。

今でも後生大事に持っている。

譲るべきだったのに。

当日に夫に仕事が入って行けなくなり。

 

 

泣きに泣いて。

でも、私は暮らさなきゃ何なかった。

 

そうよね。

このチケットは私が亡くなった時には墓に入れてもらう所存←重い。

 

 

 

私は全くテレビを見なくなったり。

2008年は、多分表紙の雑誌が一冊だったように記憶しているんだよね、V6。

見ない。現れない。

 

 

しばらくすると、Vシュランも終わりを迎える。

 

 

 

 

深夜のレギュラーのみを頼みに。

周りの嵐ファンに押されながら。

散々オワコン扱いを受け慣れて←え。

嵐のコンサートに呼ばれていったこともある。

 

 

 

いつも嵐を見る時は。

なんだか後ろめたかったのは。

 

私がV6が出なくなったのは何故かをちゃんと咀嚼できていなかったからで。

 

 

その2008年の大野くんは魔王を撮っていたんじゃなかったかな?

と、記憶している。

 

 

スーツ着てその時不祥事の記者会見もしたっけ。

かわいそうに…って思ったのを覚えている。

 

 

 

大野くんはずっと、なんかふわふわしているような感じで。

ニコニコ笑っていて。

リーダーはあだ名ですって。

 

言ってた。

 

 

嵐には優劣がないと。

そうわかる会見でした。

優劣というのは違うな…。

 

年功序列でもなく、全部が並んでいる。

 

 

 

 

そんな感じ。

 

 

 

 

優しい人の集まりなんだろうなあと思った。

庇い合い、フラットで。

立場も全部がフラット。

 

言い出したのは大野くんだけど。

 

全く考えていなかった訳じゃないような

そんな気がした。

言い出すなら彼だろうなって、なんだか。

そう思う。

 

他のメンバーも。

 

 

 

きっと、言い出せたのは大野くんだけど。

リーダーだからで。

力を込めてまでも止まらなきゃならなかった何かが彼らにあったのだろう。

 

Zeroの翔ちゃんを見ながら。

 

 

ああ、憑き物が落ちたみたいなスッキリした顔。だなあ。

 

 

って思って。

 

 

 

 

この人達にはこの人達なりの矜持もあり。

でも役割もあり。

 

国民的アイドルという立場も全部が。

 

 

 

彼らが背負うべきものなんだって。

なんだか思う。

 

 

 

ファンの方々が、大野くんの夏休みと言っていることも。

翔ちゃん知ってたなあって。

 

 

 

彼らにはとても優しい言葉の数々だけが目についていたらいいなあって。

思う。

 

 

それと同時に。

 

 

 

 

よっちゃんが切り出して話し合いをしてくれて今のV6の形に収まった事を。

 

なんだろう…ちょっと良かったと思う。

 

 

 

一年十二ヶ月ある中で、彼らが揃う姿を見られる日は何日あるだろう。

 

レギュラーは二人ずつしか揃わない。

個々の番組は充実している。

舞台も次々決まるし、映画もドラマもある。

 

でも。

 

 

 

ぐっと縮めたら。

 

十二ヶ月のうちに一月もないのだ。

 

 

 

6人を見られるのは。

 

 

 

 

はっきり言ってしまったら。

V6は国民的アイドルとは違う。

わかってる。でも。

 

 

私は、あの時話し合いをして、今の形になり。

自分達のペースでV6を続けてくれる。

それで良い。

 

 

 

嵐もきっと。

幸せに、嵐を続けて行く選択をしたら

夏休みになったんだろうし。

 

ファンの皆様の気持ちを考えると。

 

 

はっきり言われるのも言われなくて信じるのも

どちらが良いかはわからないけれど。

 

 

好きな人がいて、元気で。

好きな人が幸せでいる事は。

 

 

素敵な事だと私は思う。

 

 

 

 

少し休んだら。

嵐はまた活動する。いつかって翔ちゃんが言っていたから。

それを信じるしかないファンの方々も。

 

 

 

笑っていられるようなこれからの二年間の時間だと良いなあって。

勝手に思ってます。

 

 

国民的アイドルという立場は。

 

きっと、もう象徴のようなもので。

 

形も影もないけど。

 

一人で背負うにはきっと重いから。

 

 

見えないけど重いんだと思う。

 

 

 

 

だから、五人で背負うんだと思うし、これからも五人の選択をしたんだなって。

 

 

 

良い休みになりますように。

 

 

 

そして、他の四人も。

 

 

 

 

 

良い時間を過ごせますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の大好きな6人も。

もう何にも引きずられずに。

 

 

今まで通りに、ゆらゆらと流れるように。

 

 

 

いつもの通りで行っていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

です。